相場とは一体何なのか。それはこれまでずっと考えてきたことです。今も考えています。
これからも考えることでしょう。

現段階で言えること、それは、「相場とは波である」ということです。
相場は波以外の何物でもない。そう考えています。

非常に単純な結論であり、昔から言われていることでもあります。

そんなことしか言えないのかと思われる方もおられることと思います。ですがこの結論は、考えて考えた末の結論なのです。

ここに到るまでは、モンテカルロ・シュミレーションなどの確率的な手法や、計量経済学でよく使われているような統計学的な手法、また遺伝的アルゴリズムに代表されるような試行推論的な手法など、さまざまな手法を用いてデータを解析し検証してきています。すべては最適解を求めるためにです。

そして導き出された結論が波です。

私どもの手法の元となっている考え方の概要を述べるとすると、以下のようになります。

1. 相場は波である。
2. ならば、相場の予測をするには、波の予測をすればよい。
3. 波の予測には波の特性を考える必要がある。
4. 波の特性とは、周期と振幅、そしてそれらの変動要因としての力（加速度）、この３つの要素だけである。
5. 波を予測するには、３つの要素を計測して、それをもとにして予測すればよい。

これが概要です。
そして、この考えかたを基に、世界初の手法を編み出しました。

この手法では、値段が明確に予測できます。
もちろんＮ字計算やＰ＆Ｆ的な計算など使っていません。
また天井がいつ訪れるのか、そして天井の値段はいくらなのか、それも明確に出ます。
値段は具体的で明確です。ですから、予測が合っているのか間違っているのかはすぐにわかります。

この手法をチャート画面に表現した画面は、世界のどこに行っても見ることはできないでしょう。
なぜなら世界初の手法だからです。

なぜ暴騰し、暴落するのか。
なぜ業績はいいのにもかかわらず、株価は下げるのか。

すべては波だからです。

普段は３０センチほどの波なのにもかかわらず、台風が加われば波の高さが５メーターほどになるのは自然の摂理であり、当然のことです。
ですが、いかに台風であろうとも限界はあります。５メーターが１００メーターになることはありえません。
通常の波の振幅を基にして、台風の強さと過去の経験則に照らし合わせれば、波の高さは計算できます。

これらの法則はもちろん「売り」の場合にもあり、示現する法則は単独ではなく、複数が組み合わされて示現します。

以上、簡単にご紹介しましたが、もちろん法則はこれだけではありません。

また、値幅、天井値、底値などの予測にも世界初の手法を使っているのはもちろんなのですが、その概要や詳細は、残念ながらここでは書くわけにはいきません。

天気予報や、津波予報の精度は過去に比べれば格段に向上しており、それは、過去の厖大なデータや経験則を基にスーパーコンピュータで解析し、その解析精度が向上しているからに他なりません。
ある意味、私どもの手法もそれに近いと言えます。書けるとすればこれぐらいでしょうか。

「何が違うのか」にも書きましたが、検証したデータは、過去２０年、３０年、５０年。

場合によってはもっと過去の、大正時代の米騒動時の大暴騰したときのデータや、天保７年から８年にかけて大暴騰した米相場のデータなども検証しています。
銘柄は株だけにとどまらず、世界中の商品先物、債券、オプション。また市場は東京、ＮＹ、ロンドン、シカゴ、大連、上海。
厖大な量のデータを解析し、確証を得ています。

私どもは、相場は科学であると考えています。
決して相場はギャンブルなどではありません。

私どもはこれからも、この世界初の手法を研鑽し続けていきます。